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講師のつぶやき

平和のメリット・デメリット

歴史を勉強すると、歴史や社会のシステムはいつでも戦争に対応できるようにというのを

起源に構築されていることがわかります。

 

学校教育も元はといえば、徴兵のために国民に

「言語の統一」「時間の認識」「集団行動の徹底」を訓練するところが始まりです。

 

こう聞くと、戦争のために準備していることをよく思わない方もいらっしゃると思います。

私自身も、平和が長く続けばいいと願っています。


ただし、世界史を学習すると、平和を強く訴えると、より大きな戦争につながっているという事実がある側面もあります。


たとえば、第一次世界大戦も、オーストリアはロシアとの軍事衝突を避けるために、

ドイツをバックにつけたことで戦争が大きくなりました。

 

第二次世界大戦で言えば、イギリスのチェンバレンがドイツのヒトラーに対して

宥和政策をとったことで、戦争は大きくなりました。

 

もっと前の例で言えば、ヨーロッパの安定を目指していたビスマルク外交により、
ロシアはアジアへ向かうことになり、日露戦争が勃発しました。


日露戦争における敗戦は、ロシアをバルカン半島へ向かわせていき、第一次世界大戦へとつながっていきます。

 

現代で言えば、オバマ大統領下のアメリカは、世界の一部から軍を撤退させていきました。

その結果、中国の進出が南シナ海に広がり、東南アジア諸国と中国の緊張状態に陥っています。

 

このように、平和のために努力したことが、結果として歪みを生み、

より大きな戦争へつながってしまうことになってしまうことも多いです。


喜ばしいことに、朝鮮戦争を最期に、東アジアでは大規模な戦争は起きていません。

この平和がいったい何をもたらしたのでしょうか。

 

現在、本来であれば中国やロシアに対抗するための同盟国であるはずの日本と韓国の外交関係は冷え切っています。

こう考えると、戦争はもちろんよくないことですが、平和にもデメリットはあるのかもしれません。