塾長からのご挨拶
学習塾を運営するにあたり、揺るがぬ信念があります。
一期一会
時間を共有している生徒、保護者様との出会いを運命と信じ、一人一人の生徒の人生に少しでもプラスの力を与えたいと考えています。
それは、決して大それたことをしようというわけではありません。
志望校に合格する、成績が大きく上がるというのは分かりやすい話で、成績が悪く通知表が2だらけの生徒がオール3になること。
学校の課題をやらなかった生徒が全てやってくれた、会話が出来なかった生徒が素敵な笑顔を見せてくれた、どんなことでもいいのです。
それ以外の部分でも生徒に何を与えることが出来るか、そこにこだわって行きたいのです。
義を見てせざるは勇無きなり
全ての出会いをご縁と思い、全力であたっています。
それは在校生に限った話ではありません。学習相談に来てくれた方々や、体験入塾に来てくれた生徒であっても同じです。
既塾生、体験の生徒、保護者様に対しても、時に言いにくいと思うことをお伝えすることもあります。
これまでの面談、生徒対応の数々の失敗から学んだことは、伝えるべきと感じたことは、どのような結果になろうがお伝えするべきということです。
その瞬間は意味が無かったとしても、いつか役に立つ日が来るかもしれない、そしてワガママですが、私自身が後悔しないためでもあります。
失敗者だからこそ伝えられる言葉がある
生徒、保護者から「塾長っぽくない」とよく言われます。
私は生徒や保護者に接する時に、どこでも聞くような「学習論」「教育論」「指導論」だけで話をしないので、当然かもしれません。
これまでの人生、会社員として、そして経営者としても、誇れるほど数多くの失敗をしてきました。世間の荒波の厳しさを知り、逆境を乗り越える力も、少なからず持ち合わせているつもりです。
自らの人生経験から、生徒1人1人に対し、より良き方向に導く(と、少なくとも私が信じる)アドバイスをさせていただいています。
もちろん、学習塾ですので、揺るぎない学習論も持ち合わせていることは言うまでもありませんが、その点においては、教育業一筋といった方々とは一線を画すものと自負しております。
私は学歴社会を進みながらレールを外れた人間です。
そんな私でも、勉強は絶対にやっておくべきだと思うのです。
勉強は生きていくうえで必要な
「人間力」
を形成する上で、最高のトレーニングなのです。
曲がりなりにも勉強を頑張ってきたからこそ、逆境に打ち克つ力が身に付いたという自負もあります。
私たちの時代もかなりの厳しい時代であったと思います。
100年の歴史ある証券会社が倒産したことに象徴されるような冬の時代、学生だけではなく、大人たちももがき苦しみました。
これからの未来を担う子どもたちには、さらに厳しい時代が待ち受けています。
私が出会い時間を共有した子どもたちには、未来を切り開く力、強く生き抜く力を身につけ、素晴しい人生を歩んでもらいたい。
その一心で、私ならできる、そして私にしかできないメッセージを、生徒に送り続けていく所存です。